キリン「iMUSEヘルスサイエンスファクトリー」設立
2019/04/25 執筆者:motoe
キリンホールディングス(社長:磯崎功典)は、医と食をつなぐ事業の取り組みの一つである「iMUSE(イミューズ)」ブランドのさらなる成長に向けて、乳酸菌原料を製造する拠点「iMUSE ヘルスサイエンスファクトリー」(埼玉県狭山市)を新たに設立し、4月25日から製造を開始する。同グループは、長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027(以下、KV2027)」を策定し、「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV先進企業となる」ことを目指しており、KV2027の実現に向けて、既存事業の「食領域」(酒類・飲料事業)と「医領域」(医薬事業)の中間領域にあたる 「医と食をつなぐ事業」を立ち上げ、育成を図っている。この取り組みの一つとして、同グループの独自素材「プラズマ乳酸菌」を使用したブランド「iMUSE」を既にグループ横断で展開、さまざまな提案を進めている。また、4月からは「KW乳酸菌」を配合したサプリメント「Noale(ノアレ)」をオンラインショップを中心に販売を開始。 同グループは、30年以上にわたり免疫学の基盤研究を続けており、“プラズマ乳酸菌”や“KW 酸菌”などのユニークな価値を持つ乳酸菌を発見し、研究を重ねてきたが、今回、乳酸菌原料を製造する新たな工場を設立することで、乳酸菌需要の増加に対し、機動的かつ柔軟に製造計画が立てられるようになり、乳酸菌原料を安定的に供給することが可能とした。【「iMUSE ヘルスサイエンスファクトリー」概要】 ■工場名:iMUSE ヘルスサイエンスファクトリー ■製造開始:4月25日 ■所在地:埼玉県狭山市大字上広瀬 1254(小岩井乳業株式会社東京工場内) ■敷地面積:895m2 ■製造能力■約10t (初年度見込み) ■製造乳酸菌:プラズマ乳酸菌、KW乳酸菌 ■投資金額:約20億円