伊藤忠食品「秋冬・歳暮向け商材探し 社内商談会実施」

      執筆者:編集部

伊藤忠食品は5月15日、「社内商談会」を東京・港区の本社で開催した。同商談会は同社の営業社員が食品メーカー担当者と直接商談し理解を深めるためのもので、当日は約100名の社員が参加した。今回はインバウンドなど2020年東京に焦点を当てた商品(18社)、秋冬・歳暮商品(7社)、ヘルス&ビューティ商品(11社)3カテゴリで計36社が出展した。北陸唯一のウイスキー蒸留所である若鶴酒造(富山県)は、スモーキーな香りとドライな飲み口のクラフトハイボールを紹介、主に40~50代の男女に好評を得ている。アンテナショップでは一日で120本売上げた。「バーで味わうハイボールをイメージして開発した。ぜひ氷を入れずそのまま味わってほしい」(販売部 鳥田課長)。女性スタッフのみで生産から販売まで手掛ける明宝レディース(岐阜県)はトマトケチャップを紹介。飛騨の朝晩の寒暖差から生まれる甘いトマトを使用、舌触りをあえて残こし、トマトジュースのようなケチャップに仕上げた。「みりんのような隠し味としても活用できる万能なトマト加工品。すべて手作りで愛情も込めている」(鎌田専務取締役)とPR。業務用スパイスの食品企画(東京都)はからだがよろこぶ食品をテーマにカレーを紹介。野菜不足を補う豊富な野菜に加え1食に東京都産の明日葉を200g使用、無添加、化学調味料・香料・着色料を一切使用せず、ノンGMO菜種油使用、全て国産食材というこだわり。パンやナン、雑穀ともよく合い食べ応えもある。「簡単に野菜が取れるカレー。忙しい人にもおすすめ」(宇野代表取締役)とアピールした。なお、「同商談会を定期的に開催しヒット商品を誕生させたい」(伊藤忠担当者)という。