キリンHD×ファンケル「資本業務提携契約」締結
執筆者:motoe
キリンホールディングス(代表取締役社長:磯﨑功、以下「キリン」)及びファンケル(代表取締役社執行役員CEO:島田和幸)は、各社における取締役会において、キリン及びファンケルの間で資本業務提携を行うことを決定し、資本業務提携契約を締結したと発表した。業務契約の詳細については、今後さらに協議を重ね順次確定していく予定というが、両社の経営資源を活用することでシナジーを創出し、両社の事業を育成・拡大していくという考えだ。現時点で想定している、両社の提携分野は、①素材・商品・ブランド開発、②共同研究・事業開発、③インフラの相互利用など。資本提携の内容は、キリンが、ファンケル創業者である池森賢二氏他5名(個人)及び池森氏の資産管理会社との間で、各当事者から、それぞれ個別に、ファンケルの発行済株式を、市場外の相対取引を通じて譲り受ける旨に合意。2019年9月6日付で実行される予定。なお、同譲渡によるキリンの取得株式数は合計39,540,400株であり、株式の取得総額は1,293億円となる。譲渡後のキリンの所有割合は、2019年3月末時点におけるファンケルの発行済株式総数(130,353,200株)に対して30.3%、議決権割合は、2019年3月末時点におけるファンケルの総議決権数(1,198,195個)に対し33.0%となる。