キリンHD「女性活躍の推進に関する協定」広島県と締結

      執筆者:shirai

キリンホールディングスは12月13日、広島県と「女性活躍の推進に関する協定」を締結した。同協定は両者が相互に連携して、女性の活躍を支援する事業に取り組み、ビジネス分野における女性活躍の推進に寄与することを目的として定めたもの。同社が「女性の活躍推進」という観点で自治体と協定を締結するのは初めてとなる。キリングループではこれまでも女性活躍推進法に先んじて、2013年に策定した「キリングループ女性活躍推進計画(KWN2021:キリン・ウィメンズネットワーク2021)」に基づき、計画的に女性の育成や登用を進めており、経済産業省・東京証券取引所が共同で選定する「なでしこ銘柄」に2年連続で選定された。また、直近では育児や介護など、時間に制約がある働き方を1カ月間体験する当社独自の取り組み「なりキリンママ・パパ」を2019年から全社的に実施し、組織風土や業務運営の前向きな変革を進めている。また、広島県でも女性の活躍を積極的に推進し、さまざまな施策を実施していることから、今後女性活躍推進に向けた取り組みや普及啓発・情報発信、職場改善の促進など、さまざまな側面で両社が連携していくことを目指して今回の締結に至った。同協定では、①働く女性を応援し、女性活躍の推進に関する取組の普及啓発・情報発信を行うこと ②女性が活躍できる職場環境の改善を促進すること ③その他女性活躍の推進に関すること の3点を目的としており、キリンホールディングスは、①女性活躍に関する取組事例の提供 ②広島県内の保育施設等への「プラズマ乳酸菌」の配布による園児等の体調管理支援による働く女性の負担軽減(「育免プロジェクト」) ③育児や介護等で慌てない職場づくりに関するノウハウ等の提供(「なりきりプロジェクト」) ④広島県が実施する研修等におけるキリンホールディングス株式会社の取組事例の紹介(研修講師) ⑤広島県が実施する女性のネットワーク交流会への参加 を支援する。また、具体的な取り組みの1歩として、12月下旬よりキリングループの独自素材「プラズマ乳酸菌」の顆粒を広島県内の保育施設に配布することで園児等の健康維持を支援し、女性のサポートに貢献していく。