日本酒造組合中央会「UDSFとパートナーシップ」締結

      執筆者:motoe

日本酒業界最大の団体で、全国1,691の蔵元が所属する日本酒造組合中央会(Japan Sake and Shochu Makers Association)は、このたび、フランスソムリエ協会(Union de la Sommellerie Française、以下 UDSF)とパートナーシップを締結。日本の酒類業界団体がフランスのソムリエ協会とパートナーシップを締結するのは日本初となる。UDSF はパリにメインオフィスを持ち、フランス全土に21の地方支部があり、資格をもつ約5,000名のソムリエ・ソムリエールが所属、彼らの大半は星付きのレストランでサーブするなど、フレンチ界の最前線で活躍している。今回の同会とUDSFとのパートナーシップ締結により、歴史的・文化的にワインと美食の世界の中心地であるともいえるフランスにて、第一線で働くソムリエやソムリエールを通じ、日本の伝統と文化を代表する日本酒の魅力と可能性をアピールできるチャンスとなる。日本が誇る日本酒が、彼・彼女たちのサービスの世界をより豊かにし、フランス国内のさまざまなシーンで活用されることで、さらにはその先の世界中の消費者が日本酒の魅力に少しでも触れて感じてもらう機会に繋がることを両者ともに望んでいるという。具体的な活動内容としては① UDSF の発行するニュースレターにて日本酒に関する情報を発信→知識として日本酒を広めること、② フランス国内で行われるソムリエコンクール、大会等にあわせて日本酒マスタークラス、試飲セミナーを開催→実際に日本酒に触れ、その魅力の幅広さと奥深さを知ってもらう機会とすること③ 互いの国で行われるセミナーの講師の派遣交流→相互交流を促進すること、などとしている。