キリングループ「4月販売、キリン一番搾り158%増」
執筆者:編集部
キリングループの4月度販売概況が発表された。それによるとビール累計は市場が前年比112%と推定される中、キリンは105%にとどまった。一方、ビール計は前年比170%と市場を上回った。中でもキリンの主力商品「一番搾り」は前年比158%と大幅に伸びた。メルシャンは外出自粛の影響で国産、輸入ワインと82%にとどまった。キリンビバレッジの清涼飲料関係は前年比112%と二けたの伸びを見せた。中でも定番商品である「午後の紅茶」113%、「生茶」117%と大幅伸びで、飲料関係をけん引している。一昨年発売した乳酸菌飲料は「プラズマ」は162%と驚異的な伸びを見せ、商品力の強さを見せた。いずれにしてもビール業界はコロナウイルスの影響が大きく、外食店のアルコール販売自粛などで企業業績が大きく落ち込んでいる。そうしたなか主力商品である「キリン一番搾り」が好調なのは救いといえる。