キューピー「ヤサイな仲間たちファーム」建設開始

      執筆者:motoe

キユーピー(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員:長南収)は、埼玉県深谷市との「花園IC拠点整備プロジェクト」において、野菜の魅力を体験できる複合型施設「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」の開業を2022年春に予定。4月20日(火)に安全祈願祭を執り行い、建設を開始した。さらに施設・コンテンツの概要が決定し発表した。「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」の構想は、消費者に野菜の魅力を知ってもらい、もっと野菜を食べてほしいとの思いから立ち上がった企画。「野菜にときめく、好きになる!みんなの笑顔を育むファーム」をコンセプトとした、野菜の魅力を体験できる複合型施設となる。同グループはコーポレートメッセージとして「愛は食卓にある。」を掲げ、「おいしさ・やさしさ・ユニークさ」をもって世界の食と健康に貢献するグループをめざしているが、この実現に向け、調味料を使った野菜の食べ方の提案や、カット野菜・惣菜などの商品提案などを通じて、野菜摂取を促進する取り組みを進めており、「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」も、消費者に野菜の魅力を伝える提案の一つという。野菜の魅力を伝える施設として「温かみのある自然との一体感」を目指す同施設は、深谷の産業である煉瓦をデザインのアクセントとして建物・ランドスケープ(景観)に活用。「マルシェ」や「レストラン」、「野菜教室」が入る建物は「農園の中の一軒家」がテーマで、材料に木を取り入れ温かみのある空間を実現するとともに、太陽の光・季節の風を取り入れた自然との一体感を目指し、緩やかに曲線を描いた大屋根は農園側に大きく開き、外部に向けて広がりを感じられる空間となっている。ランドスケープは、取り巻く赤城山・榛名山・秩父長瀞方面の山々を借景として生かし、季節に応じた色とりどりの野菜が彩る農園を中心に草花とハーブの寄せ植えなど、来場者、、地域住民、施設のスタッフが、重ねていく営みの中で、少しずつ共に育てていく景観づくりを目指すという。施設の設計は、インフラ整備や公園建設などの実績が豊富な、日本工営と黒川紀章建築都市設計事務所が担当する。一方、メニューなどの監修は、オトワ・クリエーション音羽和紀シェフと音羽創シェフが担当。体験農園は、季節に合わせたヨーロッパ野菜や新顔野菜などの収穫体験ができ、マルシェでは旬の新鮮野菜・果物の具体的な食べ方の提案販売を行い、野菜教室は野菜について五感で学ぶ場を提供したいとしている。