メルシャン「スタートアップワイナリーへコンサル事業」
執筆者:motoe
メルシャン(社長:長林道生)は、新たな日本ワイン産業振興の取り組みとして、スタートアップワイナリーへのコンサルティング事業を開始。まずは岩手県と宮城県の併せて4つのワイナリーへのコンサルティングを行い、今後はワイナリーの支援だけではなく、日本ワイン産業の持続的な成長に向けたパイプラインとなることを目指すという。直近の日本におけるワイン市場が伸び悩む一方、日本ワイン市場の構成比は2015年から2021年で約1.5倍に伸長。また、ワイナリー数も継続して増加しており、直近5年で約1.5倍となっている一方で、日本のワイナリーの大多数が低収益かつ小規模となっているほか、国内ではブドウ栽培からワイン造りまで統計的に学べる場所が限られていることもあり、スタートアップワイナリーの多くは、栽培および醸造技術や品質の面で課題を抱えてるのが現状。このような日本ワイン産業に関する多様な課題解決の一助とすべく、同社は歴代の経験豊富な人財および、145年にわたるワイン造りの経験という資産を活用し、スタートアップワイナリーへのコンサルティング事業を開始。具体的には、ワイン用のブドウ栽培やワイン醸造・生産に関する技術的なサポートを行うほか、マーケティングや販売に関する幅広いコンサルティングなども含め、それぞれのワイナリーの課題に応じた適切な支援を行うとしている。