加藤産業「2023年9月期連結決算 増収増益」
執筆者:編集部
加藤産業(本社西宮市 加藤和也社長)は11月10日、2023年9月期連結決算を発表した。それによる営業収益1兆0993億9100万円(前年比6.2%増)、営業利益167億3100万円(同24.7%増)、経常利益185億0100万円(同20.2%増)、当期純利益120億0200万円(同6.4%増)の増収増益となった。事業別実績では常温流通事業、営業収益6815億3700万円(前期比3.8%増)、営業利益130億4400万円(同14.4%増)、低温流通事業営業収益1125億6700万円(同3.6%増)、営業利益10億1百万円(同92.3%増)、酒類流通事業営業収益2270億7200万円(同9.4%増)、営業利益17億8400万円(同98.7%増)、海外事業747億1400万円(同25.4%増)、営業利益2億9400万円(同659.9%増)、その他事業営業収益109億8200万円(同6.5%増)、営業利益4億9800万円(同1.6%)となった。加藤社長は決算内容について「コロナ行動制限解除は外食関連需要、インバウンド需要の回復と商品価格の値上げが寄与、酒類は2000億5200円と前期比9.3%増を達成した。また、低価格志向と健康志向に対応した機能性商品需要が伸びた」とコメントした。次期業績は営業収益1兆1490億円(前期比4.5%増)、営業利益170億円(同1.6%)、経常利益185億200万(同0.1%増)、純利益138億(同15.0%)の予定。主な取り組みはデジタル技術の活用を含めた得意先との取り強化、業務の見える化の見直し及び生産性向上、ジャム生産工場(グリーンウッドファクトリー篠山工場)の稼働推進による製造機能の充実などを目指す。