コメダ珈琲店「誤嚥を防ぐとろみコーヒー」提供開始

      執筆者:motoe

全国にフルサービス型の喫茶店を展開するコメダ (本社:愛知県、代表取締役社長:甘利祐一、グループ店舗数:1029店舗(2024年4月末時点)は、石光商事(本社:兵庫県、代表取締役社長:石脇智広)と共同開発をした「とろみコーヒー」を、コメダ珈琲店で5月29日から販売する。「とろみコーヒー」とは、その名前の通り、とろみのついたコーヒーだが、とろみがついていても、コーヒー本来の味わいを感じられるように、コメダブレントと同じアラビカ種の豆を濃く抽出し、コメダ珈琲店らしいコクと、苦みの余韻を楽しみむことができるという。高齢化が進む中、飲み込む力が弱くなる方は年々増えており、飲み込む力が弱くなってくると、サラサラとした飲みものはうまく飲み込めずむせてしまったり、気管に入って肺炎を起こしたりという危険性も。むせてしまう経験が重なると「飲むことが怖くなる」。そして、どんなに好きだったコーヒーも「安心して飲めない」と思うと、いつの間にか敬遠されコーヒーを卒業してしまう。同社では、そんな悲しいコーヒーからの卒業を減らし、ひとりでも多くの方に安心してコーヒーを楽しむ“くつろぎ”の時間を楽しんでほしいという思いから、今回、歯科医師・日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士である、朝日大学歯学部の谷口裕重教授に監修を依頼、石光商事との共同開発で同商品を誕生させた。なめらかな口あたりのとろみは、食道をゆっくり通るのでむせにくく、また時間をかけて少しずつ飲んでも冷めにくいので、ゆっくり、のんびり、くつろぎのコーヒータイムを楽しんでほしいと同社。