ポッカ、インフルエンザに対するグァバ茶の効果を発表
執筆者:編集部
(株)ポッカコーポレーションと中部大学生命健康科学部・鈴木康夫教授の研究グループは、グァバ茶が、新型インフルエンザウイルス、タミフル耐性インフルエンザウイルス、リレンザ耐性インフルエンザウイルスなど、近年ヒトから分離されたインフルエンザウイルス(臨床分離株)に対して、感染予防に有効であることを細胞実験で確認した。これまで、グァバ茶葉抽出物の抗インフルエンザ作用は実験用株での報告がされていたが、近年の臨床分離株(特に、近年流行しているインフルエンザウイルス)に対する効果は確認されていなかった。そこで、先にあげたような臨床分離株を対象として、グァバ茶の効果を評価したもの。実験の結果、一般に飲用されるグァバ茶を30倍以上希釈した濃度でも、インフルエンザウイルス(臨床分離株)に対して、感染予防に有効であることが示唆され、緑茶と比べても低濃度で予防効果が期待できることが示された。この結果は11月7-9日に徳島市で開催される第58回日本ウイルス学会学術集会にて発表の予定。