農水省、日本の口蹄疫清浄ステータスの回復について

      執筆者:編集部2

農林水産省は、2月5日、国際獣疫事務局(OIE)科学委員会において、日本の口蹄疫清浄ステータスの回復が認定されたことを発表した。日本の口蹄疫清浄ステータスは、昨年4月の宮崎県における口蹄疫の発生に伴い、一時的に失効。昨年10月、最終発生に係る殺処分から3か月が経過し、OIEが定める清浄国に復帰するための要件を満たしたことから、OIEに対して、「ワクチン非接種口蹄疫清浄国」のステータスの回復のための申請を行った。これに対し、2月1日~2月4日まで、パリにて、OIE科学委員会における審議が行われ、日本の口蹄疫清浄ステータスの回復が認定された。これにより、日本から牛肉等の輸入を停止している国に対して、輸入再開に向けた協議を推進していく。一方で、韓国等アジア周辺諸国では依然として口蹄疫が発生していることを受け、農水省では、2月を口蹄疫対策強化月間として防疫対策の強化に努め、畜産農家に、引き続き、飼養衛生管理の徹底や早期摘発のための監視の強化に万全を期すよう指導した。