日本チェーンストア協会「7月の販売概況」発表

      執筆者:編集部

日本チェーンストア協会は7月度の販売動向を発表した。総販売額11,226億円、店舗調整前106.9% ・店舗調整前102.1%。7月度は前半は猛暑により夏物商品や暑さ対策商品を中心に動きが良く、後半は台風6号による大雨、その後の低気温により失速したものの、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は2カ月連続のプラスとなった。食料品は農産品は野菜は、トマト、きゅうり、キャベツ、ピーマンは好調だが、ばれいしょ、玉ねぎ、ニンジンは不調。果物は、かんきつ、りんご、サクランボは好調だが、バナナは不調。畜産品は汚染された稲わらを与えられた牛から暫定規制値を上回る放射性物質が検出された問題の発生以降、国産牛肉は不調だが、鶏肉、豚肉は好調。ハム・ソーセージの動きは良かった。水産品は鮮魚は震災による水揚げ不足から不調。貝類も不調。塩鮭、たらこ、明太子は好調だが、一汐開き、ちりめんは不調。惣菜は火を使わず調理可能な簡便商材であることから好調。特に揚物、弁当、おにぎり、寿司が好調。その他食品は飲料、乾麺類、調味料、びん詰め、塩系の飴は好調だが、米、インスタントコーヒーは不調。洋風デイリーは冷凍食品、アイスクリーム、乳製品は好調。和風デイリーは生麺類は好調だが、練物、水物、漬物は不調。パン類の動きは良かった。