百貨店協会「11月東京地区 売上概況」発表
執筆者:編集部
日本百貨店協会は11月の東京地区百貨店売上高概況を発表した。売上高総額1373億円。11月東京地区の入店客数は、各週末の天候不順が影響し、平均5~6%の減少率であった。概況については店頭売上は0.3%前年を上回ったものの、特設会場での催事や外商など、非店頭売上が-22.6%と大幅に減少した。温暖化の影響で、コート、セーター、マフラー、機能性肌着等の防寒衣料が苦戦した。一方、それ以外の衣料分野は比較的堅調であった。100万円を超える高級時計など高額価格帯は活発な動きがみられ、二桁増となる店もあった。季節商材である「歳暮」「おせち」「クリスマスケーキ」などの受注状況は、都内各店で積極的に訴求展開したこともあって概ね好調に推移した。商品別の動きは主要5品目では家庭用品が3か月ぶりのプラス。衣料品、身のまわり品、雑貨、食料品などはマイナス。