トーヨーライス「金芽米前年比17%増」発表

      執筆者:編集部

トーヨーライス(株)は7月10日、金芽米の販売状況や同社の近況について記者会見を行い、同社阪本 哲生副社長は「第8期は玄米調達が厳しい中、金芽米は業務用中心に前年比17%増となったと述べた(数量ベー1万1650t)。大幅増の要因は金芽米に含まれる亜湖粉層の健康効果が老人保健施設や病院、企業給食関係などに評価されたこと上げられると指摘している。とりわけ昨年6月に発表された和歌山県の保健施設「やよい苑」では使用米を金芽米に変えたところ3ヵ月後に7割以上に便通改善が見られたという。また、中性脂肪、総コレステロール値の低下が見られ、こういった評価が業績向上につながっている。コンビ二では6年前から販売している150円以上する金芽米おむすびが好調に推移、高くても栄養価が高ければ売れるという証明を続けている。一方、サイカ式精米法を取り入れた米穀業者が増えており、炊飯、弁当、給食関係での広がりが増えている。サイカ式は従来品に比べ数%から多いときには10%の炊き増えが見られ、需要化には大きなメリットとなっている。長野県では6月から一般向けにサイカ式精米法の米が販売され、長野県下のほぼすべての量販店で扱い始めた。