キリン「ブルックリン・ブルワリー社」と資本業務提携
執筆者:shirai
キリンホールディングス(株)および、キリンビール(株)はブルックリン・ブルワリー社(米国ニューヨーク)と資本業務提携を行ったことを、10月12日正式発表した。キリンビール(株)は国内におけるクラフトビール市場の拡大、浸透を図り、2014年7月にクラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY」を発表。同年9月に日本のクラフトビール市場のリーディングカンパニーであるヤッホーブルーイング社と資本業務提携を行ってきた。今回、資本業務提携を行うブルックリン・ブルワリー社は米国の代表的なクラフトビールメーカー。日本およびブラジルにおけるクラフトビール市場の活性化と、両社の成長を支えあう戦略パートナーとして年初より協業を模索してきた。提携後はブルックリン・ブルワリー社がキリンビール(株)を引受人とする新株を発行することにより、キリンビール(株)がブルックリン・ブルワリー社の株を24.5%所有する株主となる。また、2017年1月をめどに、日本国内に合弁会社(出資比率:キリンビール(株)60%、ブルックリン・ブルワリー社40%予定)を設立し、ブルックリンブランドの事業を展開。将来的には日本オリジナル商品の開発や飲食事業の展開も検討している。ブラジルにおいても両社間でブルックリンブランドの事業を展開していく予定。なお、業務内容の詳細、スキームについては現在協議中。