伊藤忠食品「フード・セルフケアプロジェクト」スタート

      執筆者:shirai

伊藤忠食品とABC Cooking Studioは、山梨県・富士吉田市で「山梨県富士吉田市フード・セルフケアプロジェクト」スタートした。
同プロジェクトは、地域行政が抱える課題である「生活習慣病の拡大」・「医療費の増大」を食生活の改善(フード・セルフケア)で解決することを目的とした共同プロジェクト。
食生活の改善(フード・セルフケア)を継続して実践していくためには、一人ひとりが食や健康に関する正しい知識を学び、目的に合った食の選択ができるようになること、知識だけでなく調理に関するノウハウまで身に着ける必要があるだけでなく、これらの実践につながる食材や商品が生活圏内で手に入れることができる環境も整える必要がある。
このような一貫したサポート体制を実現するため、ヘルス&ビューティの食品分野に注力している伊藤忠食品と、全国28万人が通う料理教室を運営し、「食」を通したヘルスケアビジネス事業にも力を入れているABCが連携することとなった。
具体的には2017年9月から12月の約3ヵ月間のプログラムとして、ABCが富士吉田市の「食生活改善推進員」に向けて、セミナーなどで培ったノウハウを活かし、栄養素に着目した講座の開講や食を通じた健康の知識を身につけることのできるレッスンとして、がんにならない食事と生活術「命の食事」を提唱する南雲吉則医師による「命の食事講演会」の開催や、ABCがレシピ開発を担当し、南雲医師が監修した「命の食事」料理レッスンの開催。
加えて、伊藤忠食品が食生活の改善(フード・セルフケア)につながる食品の選定・調達・供給を行い、富士吉田市に店舗を構えるスーパーマーケット「セルバ」とともに売場づくりを実施する。
伊藤忠食品とABCは、本取組みを通じて、「CSR(企業の社会貢献)」にとどまらず、「CSV(共有価値の創造)」へ発展を目指し、本業である食品流通、レシピ開発、料理教室を通じて、「健康で豊かな」食生活を浸透させることで「健康増進」「医療費の削減」という社会と共有できる価値創造に取り組み、社会に必要とされる存在意義のある企業を目指して取り組んでいく。
詳しい内容は伊藤忠食品ニュースリリース:https://www.itochu-shokuhin.com/cms/uploads/2017/11/20171117富士吉田市フードセルフケアプロジェクト.pdf