伊藤忠商事「上海威銘食品有限公司と資本業務提携」
執筆者:motoe
伊藤忠商事(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井敬太)は、中国におけるコーヒー大手企業である上海威銘食品有限公司(本社:中国上海市松江区、董事長:徐彩鋼、以下「威銘(いめい)社」)と資本業務提携。威銘社と連携して中国市場において安心安全で美味しいコーヒーの提供及びコーヒー文化の発展を支援していく。近年、中国においては都市部を中心としてカフェの増加やオンライン注文の広がりなどを背景にコーヒー消費量が拡大しており、中でも、高品質で美味しいコーヒーを求める消費者を中心にレギュラーコーヒー需要が著しく高まっているのが現状。その中でも、カフェだけでなく家庭や職場などでの消費用に、ドリップバッグコーヒーやカプセルコーヒー市場などが大きな成長を見せており、ミレニアル世代を中心にコーヒーを含めた食品に対する持続可能性や倫理性の意識が高まるなど、顧客ニーズの多様化は急速に進んでいる。威銘社は、多様なコーヒー製品やコーヒー関連機器含めた幅広いサービスを提供しており、中国のカフェ、飲食店などの外食・業務用に加えて、オンライン市場でも幅広い顧客ネットワークを有するほか、豆の栽培・輸送・焙煎など全ての過程において高い品質管理を求められるスペシャルティコーヒーの取扱いを、中国において先駆者的に開始した焙煎業者であり、中国のコーヒー文化の啓蒙や中長期的な発展にも精力的に取り組んでいる。伊藤忠商事は、威銘社との資本業務提携を通じ、伊藤忠グループのグローバルネットワークを利用したコーヒー生豆の安定供給と、顧客ネットワークを利用した威銘社製品販売を中国市場で行っていくとともに、今後サステナビリティ、トレーサビリティプラットフォームであるFarmer Connect社と連携した安心安全で美味しいコーヒーを、日本・中国を含むアジア市場に供給し、コーヒー文化の発展に寄与していく意向だ。