カンロ「国立音楽大学と協定書締結」

      執筆者:motoe

カンロ飴や健康のど飴、ピュレグミなどでおなじみのカンロ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三須和泰)と、総合音楽大学であり「声楽の国立」と呼ばれている国立音楽大学(読み:くにたちおんがくだいがく、所在地:東京都立川市 理事長:長尾達則、学長:武田忠善)は、11月20日に協定書を締結し、今後の産学連携をより強固に進めていくことで合意した。同社と国立音楽大学の連携は、2010年に発売した「ボイスケアのど飴」の開発を機にスタート。同社がのど飴の新しい切り口を模索する中で、のど飴のヘビーユーザーである「声」を使う人に着目し、声楽で有名な国立音楽大学の門を叩いたのがきっかけという。同商品の発売以降、同社は大学院オペラへの協賛や商品提供などをメインに、国立音楽大学の活動の支援を続けている。同社は中期経営計画「New KANRO2021」の中で2021年にキャンディNo.1企業になることを目標に掲げ、目標達成に向け、来年2019年からは同社の資産であるブランドを基軸とした経営を推し進めていくこととしており、社内体制も整備。「ボイスケアのど飴」についてもブランドマネージャーを設け、同社ののど飴の柱として育成するべくブランド強化に本腰を入れる考えであり、今回の国立音楽大学との協定書締結は強い後ろ盾となる。一方、国立音楽大学は「日本及び世界の文化の発展に寄与する」をその基本理念に含み、演奏家、教育家のみならず、一般企業や団体も含め、多岐にわたる方面に卒業生を送りだしているが、技術向上はもちろん、感性や知性も育む国立音楽大学の教育は、インターンシップやボランティア活動、演奏活動を通して自らの学びの意義を感じ、日本、世界の文化の発展に自らがいかに貢献できるかについて考えることも大切にしている。今回、同社との連携は、自らの大学が開発に携わった商品のブランド強化に関する取り組みをつぶさに観察し、また自らもその一翼を担うチャンスを学生にもたらし、ひいてはそのキャリア形成、音楽に向き合う姿勢に大きく貢献するものとなることが期待しているという。