キリン「海外戦略シェア20%目指す 堀口社長」

      執筆者:編集部

キリンビールは9月25日、海外事業戦略について記者会見を行い、堀口英樹社長は「東南アジアを中心に売り上げは増加しており、これを背景に新会社を発足させ、シャアアップをはかる」と方針を語った。キリンの海外事業展開は早く1983年キリンUSA、1991年にはキリンヨーロッパ、1996年には中国珠海に製造工場を設立している。それに伴って売上、シェアとも拡大しており、その勢いをかってさらに後押しする方針。一方、日本国内での酒類市場は社会的環境、若者の飲酒減によって伸び悩みが続いており、それをカバーする見方もある。キリン海外市場での売り上げ比率は過去10年で2,7倍に達しており、昨年度は過去最高売り上げを達成した。シェアについても国内外比率は7%まで拡大しており2030年には740億円、シェア20%を目指している。商品的にはキリン一番搾り、RTD氷結,ウイスキー富士を三本柱にエリアの特性により効率的に使い分け地域に根差した販売戦略を実施する。