ミツカン「保有林CO₂吸収量」を可視化

      執筆者:shirai

ミツカングループは、保有森林によるCO₂吸収量が国のJ-クレジット制度に登録・認証されたと発表した。同制度は温室効果ガスの排出削減量や吸収量をクレジットとして国が認証する仕組み。約50年前から継続してきた循環型の森林経営による環境価値を可視化し、気候変動対策の取り組みを強化する。今回認証されたCO₂吸収量は年間2836tで、国内グループ会社の2024年度工場・オフィス排出量(Scope1・2)3万7674tの約7.6%に相当する。ミツカングループは温室効果ガス削減について通常の事業活動での削減を優先し、今回創出されたクレジットは削減が困難な残余排出の補完として主にグループ内で活用する方針。得られた価値は森林の再造林や育林、維持管理などの保全活動に再投資し、CO₂吸収と森林機能の維持向上につなげる。ミツカンは1975年から四国に森林を保有し、現在はスギやヒノキを中心とした約850haを管理。適切に育成・収穫・再植林を行う循環型の森林経営を続けており、木材供給に加え水源涵養、防災、生物多様性保全、CO₂吸収など多面的な役割を果たしている。今後も自然環境を守る取り組みを通じて気候変動対策を推進していくとしている。