「まいたけの不溶性成分」便通改善作用を確認

      執筆者:編集部

(株)雪国まいたけはサプリメントおよび国内外の研究機関に治験薬として提供している「まいたけ」の熱水抽出物:MDフラクションR(まいたけエキス)抽出後の成分(YM-11)に不溶性の食物繊維が大量に含まれていることから、便秘傾向にある成人女性60人を被験者とした試験において便通改善作用があることを確認し、日本食物繊維学会第15回学術集会で発表した。今回の試験では成人女性(18歳~60歳)60人に対して、プラセボ(偽薬)を摂取させたグループと「まいたけエキス抽出後の不溶性成分」の摂取用量の異なる3グループとの比較において、観察前期を含め5週間に渡って経過を検証した。その結果、YM-11を中用量(3.12g/日)および高用量(6.24g/日)摂取したグループにおける排便回数が有意に増加することを確認、また排便量の増加傾向ならびに理想的な便の形状とされるバナナ状便の発現率においても顕著な亢進がみられた。被験者の試験前の排便回数は週3~5回が平均値で、試験の結果、最も効果の見られたYM-11中用量摂取群の排便回数は週4~7回と増加した。