農水省、パキスタン産シンドリ種及びチョウサ種のマンゴウの生果実の輸入を解禁
執筆者:編集部2
農林水産省は、31日、パキスタン産シンドリ種及びチョウサ種のマンゴウの生果実の輸入を解禁した。農水省は、パキスタンからパキスタン産シンドリ種及びチョウサ種のマンゴウの生果実の輸入解禁要請を踏まえ、これまで科学的・技術的検討を行ってきた。その結果、パキスタンが開発した蒸熱処理(蒸気により生果実の中心温度を摂氏47度とし、その温度以上で25分間消毒)を実施すれば、ミカンコミバエ種群及びウリミバエを確実に殺虫でき、日本への侵入の恐れがないことを確認した。また、昨年11月12日から1ヶ月間行った「植物防疫法施行規則」の一部改正等についてのパブリックコメントの公募や昨年12月3日に行った公聴会において、反対意見なども上がらなかった。このため、農水省は、31日、「植物防疫法施行規則」の一部を改正するとともに、輸入する際の条件等の基準を定め、輸入解禁を決定した。