厚労省・農水省、月齢未確定の米国産牛肉の輸入手続きを停止

      執筆者:編集部2

厚生労働省と農林水産省は、2月8日、対日輸出条件を満たしているか未確定だった米国産牛肉(大腸は特定危険部位ではない)について、米国政府からの20か月齢以下の牛由来であることが確認できない旨の回答を受け、当該出荷施設からの輸入手続きを停止し、米国に詳細な調査を要請した。 問題の米国産牛肉は、2月4日に東京港に入庫した米国産冷凍牛肉(大腸等129箱、約2.1トン)で、動物検疫所東京出張所が現物検査したところ、日本向け輸出条件を満たしているかどうか確認できない大腸が56箱(約760kg)含まれていることを確認したため、輸入検疫証明書の発給の保留を行うとともに、在京米国大使館及び輸入者を通じ、当該大腸の月齢を確認したものである。当貨物の輸入元は住金物産株式会社、出荷施設はグレーターオマハパッキング社(ネブラスカ州)