キユーピー、粘度調整食品「ジャネフ スパウト付きREF-P1」発売
執筆者:編集部
キユーピー(株)は、主に病院・施設向けの商品を展開する「ジャネフ」ブランドから、流動食用粘度調整食品「ジャネフ スパウト付きREF-P1」を3月3日に発売する。流動食は噛む力や飲み込む力が衰えた方の栄養摂取に重要であるが、粘度の低い流動食は嘔吐を引き起こしやすいことが分かっている。予め粘度を高めた流動食も利用されているが、流動食の摂食用チューブは大変細く、粘度をつけた流動食は通過できない。1998年に発売された同社の既存品「ジャネフ REF-P1」はペクチンを配合し、カルシウムを多く含む流動食の前にあらかじめ摂食することで、胃の中で流動食にとろみをつけることができる。細い摂食用のチューブを使って摂食した後、胃の中で粘度を高めることを可能とした。今回発売の「ジャネフ スパウト付きREF-P1」は、新たにスパウト口を設けることで、さらなる使いやすさを追求した。介護施設向け等に販売するほか、在宅での介護にも利用できるよう、通信販売も行う。