敷島製パン「東北地方太平洋沖地震の被災状況」
執筆者:編集部
敷島製パン(株)は、東北地方太平洋沖地震の被災状況について次のように発表した。関東地区にある4工場のうちパスコ埼玉工場(埼玉県比企郡川島町)、パスコ利根工場(千葉県野田市)が被災し、3月12日より生産を休止している。パスコ埼玉工場は現在修理中で約1週間で全面復旧の予定。パスコ利根工場は建物の損傷が著しく、現段階では復旧のめどが未確定、日数を要する見通し。現在の商品出荷状況は、上記2工場の商品供給先である関東北部エリアの一部及び東北の一部にて出荷休止中。その他の関東地区の取引先については、中部、関西地区の工場からも商品移動を行い、品目を限定して出荷を行っている。出荷休止エリアについては近日中に出荷再開の見通し。また原材料納入業者被災の影響で、一部の原材料の供給がストップし、菓子パン類一部の商品の生産が出来ない状況。今後も中部、関西地区の工場からの商品移動を継続しつつ、生産可能な商品に絞り込んで関東、東北地区での出荷量を確保していく。また、同社からの被災地への救援物資としてのパンの供出は、生産能力的な理由により、農林水産省からの要請に限定し、3月14日より対応を開始している。