水産庁、ロシアとの漁業合同委員会の結果について

      執筆者:編集部2

水産庁は、3月30日からモスクワで開催されていた「日ロ漁業合同委員会 第27回会議」について、本日妥結したことを発表した。同委員会は、日ソ漁業協力協定に基づき、日本の200海里水域における日本漁船によるロシア系サケ・マスの漁獲量等の操業条件に関する協議を行うもの。これによれば、漁獲量は、カラフトマスは2394トン(前年2755トン)、シロザケは前年同様300トンで決定した。また、漁業協力費3億3900万円~3億9100万円(前年より4600万円~5200万円の減額)の範囲で、漁獲実績に協力費単価(145円/kg)を乗じて決定するとした。前年の支払実績は4億1400万円だった。なお、ロシア連邦の200海里水域における日本国の漁船によるロシア系サケ・マスの2011年における漁獲に関する日ロ政府間協議については、今後も協議を継続して行う。