水産庁、平成23年度北西太平洋サンマ長期漁海況予報を公表

      執筆者:編集部2

水産庁は、7月29日公式HPにて、平成23年度の北西太平洋サンマ長期漁海況予報を公表した。同予報は、関係試験研究機関による資源調査結果等を踏まえて、独立行政法人 水産総合研究センター東北区水産研究所が取りまとめたもので、今回の予報は、今後(漁況:平成23年8月~12月まで、海況:平成23年8月~9月まで)の北西太平洋における海況及びサンマの漁況について見通しを示している。これによれば、漁況については、8月は漁場が沖合に形成され漁模様は低調であるが9月には上向き、9月~10月は大型魚主体となるが、漁期当初と後半は中・小型魚の混じりが多い。海況については、親潮第1分枝の張り出しはかなり北偏、第2分枝の張り出しはやや南編することから、道東沿岸の水温は高め、沖合は低めとなる。三陸沖は暖水塊の影響で水温が高めに持続するとのこと。