味の素、コートジボワールにコンシューマー向け調味料・加工食品事業の販売法人を設立
執筆者:編集部
味の素(株)は、コートジボワールにコンシューマー向け調味料・加工食品事業を担う販売法人を2011年12月に設立し、2012年1月にうま味調味料「味の素(R)」の輸入販売を開始すると発表した。同社は過去20年以上にわたり、西アフリカにおいて「味の素」を浸透させてきた。新会社の販売地域とする西アフリカ11ヶ国は、人口が合計約1億1,300万人(2009年)と多く、かつ、言語と通貨の共通性があり、特にセーファーフラン使用国は、ひとつの経済共通文化圏となっている特徴がある。また、地理的に近いナイジェリアと類似した食文化を有しており、主食にイモ類・米を、副食にスープを食しており、これらには「味の素」がよく合うと考えられる。さらに西アフリカには、既にうま味調味料および風味調味料の市場があり、これらの市場の伸張も期待できるとの考えだ。