第978話 五月の大雪山旭岳

☆郷土小説『塩狩峠』  仕事で北海道東川町に行くことになりましたので、早朝に羽田空港へ向かいました。  便は旭川行ANA4781、7時00分発です。  飛行中畿内では、三浦綾子の『塩狩峠』を読んでいました。     塩狩…

第977話 シベリア鉄道

☆シベリア鉄道  ソバリエの小島さんと地下鉄九段下駅で待ち合わせをしました。  江戸(旧寺方)蕎麦研究会のことで打ち合わせをしようということでしたので、中国に勤務していたことのある彼なら、あそこで昼食にしようと九段下で待…

第976話 街を食べる

 村田沙也加に『街を食べる』という短編があります。  内容は村田らしく怖い話です。  でも、それより私は「街を食べる」という題名に興味をもちました。  五月のある晴れた日、友人のSkさんと千歳烏山の蕎麦店かりべを訪ねまし…

第975話 武蔵野うどん 回り-2

☆「武蔵野」って何処?  そもそもが「武蔵野」という「野」の景色になったのは奈良時代以降のことで、それまでは照葉樹林の「森」だったようです。現在でいえば先ほどの黒目川沿いの雑木林よりも、奥多摩の森林よりも、もっと鬱蒼とし…

第974話 武蔵野うどん 回り

 作家で江戸ソバリエの碧野圭さんが、「菜の花食堂のささやかな事件簿シリーズ」7冊目に「蕎麦と思いやり」を上梓されました。  内容は、登場人物たちが《深大寺蕎麦》と《武蔵野うどん》の味比べのようなことを企画し、その行方は?…

第973話 筍は母の味

 宮澤賢治の『注文の多い料理店』は誰でも知っています。  ミステリー性とユーモア性があり、構成も見事です。  名作なので、ああいうのを書きたいとの憧れのためでしょうか、似た題名の作品が見受けられます。たとえば、『注文の多…

第970話 愛の平壌冷麺

以前に一緒に韓国へ行ったことのあるソバリエのAeさんと、Asさんの三人で《冷麺》を食べに行きました。店は千葉・稲毛の「ソルヌン」といいます。  実は、あの旅行で《冷麺》を食べてから、はまってしまい、日本であちこち食べまし…