日本チェーンストア協会「10月の販売概況」発表
執筆者:編集部
日本チェーンストア協会は10月度の販売動向を発表した。総販売額は10,443億円、店舗調整前103.5%・店舗調整後99.1%。10月度は衣料品、住関品が好調だったものの、食料品の動きが鈍かったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は3カ月連続のマイナスとなった。商品別の動きでは農産品は野菜はトマト、大根は好調だが、前年の相場高の反動でキャベツ、ねぎ、レタス、ばれいしょ、玉ねぎは不調。果物はみかん、柿、バナナは好調だが、ぶどう、なし、りんごは不調。畜産品は和牛は不調だが、鶏肉、豚肉は好調。ベーコンの動きは良かった。水産品は鮮魚はサンマは好調だが、カツオ、マグロは不調。カキ等貝類も不調。造り盛り合わせは好調。塩鮭、たらこ、明太子、開き物は好調。惣菜は中華惣菜、煮惣菜、焼物は好調だが、揚物は不調。要冷惣菜はサラダなど洋惣菜は好調。米飯の動きは良かった。その他食品は、米、調味料、パン類は好調だが、飲料、インスタントコーヒーは不調。洋風デイリーはバター等乳製品、デザートは好調だが、アイスクリーム、冷凍食品は不調。和風デイリーは月後半の気温高により練製品、豆腐、こんにゃく等なべ物商材関連品の動きは鈍かった。