トーヨーライス「金芽米残芽率を3割りに改める」
執筆者:編集部
トーヨーライス(株)(雑賀慶二社長、本社:東京都中央区銀座)は、金芽米の需要に対応するため、本年産米の残芽率を5割から3割に規格を改めた。金芽米の特長は、①「亜糊粉層(あこふんそう)」が米粒表面に残っていることと、②胚芽の基底部、いわゆる「金芽」が残っていること。同社ではこれまで②の「金芽の残存率」について、同社独自の規格として5割以上にしていたが、その年の出来具合によってその残芽率は大きく変化し、とりわけ今年については高温障害から未熟粒が多く、そのため残芽率が極めて低くなっている。このままでは同社の規格をクリアする米が極めて少なく、金芽米の出荷が出来なくなる可能性がでてきた。