矢野経「ミネラルウォーター、前年比114、5%拡大」
執筆者:編集部
矢野経済研究所は2011年度のミネラルウォーター市場規模(メーカー出荷金額ベース)は前年度比114、5%、2450億円と大幅に拡大し、2012年度は同101、8%、2495億円を見込むと発表した。消費者の備蓄需要は依然として高く、また飲用だけでなく、家庭内調理用などの生活水としての需要が増加傾向にあることなどから、堅調に推移、今後も消費者のミネラルウォーターに対する需要は底堅いことから、安定した推移を予測される。一方、2011年度の宅配水市場規模(エンドユーザー販売金額ベース)は前年度比132、5%、835億円で、2012年度は同110、1%、919億円の大幅な拡大を見込む。震災以降、消費者の飲料水に対する安心、安全の高まりや備蓄用としての水需要の拡大を背景に、宅配水の世帯普及率が拡大したと考えられる。今後も当面成長を継続していくものと考えられ、2013年度の宅配水市場規模(エンドユーザー販売金額ベース)は前年度比109、9%、1010億円、2014年度は同106、9%、1080億円と拡大基調を予測する。