ユーコープ「職員、飼料用米の田植え応援」実施
執筆者:編集部
ユーコープ事業連合は2009年よりユーコープで販売する鶏肉、豚肉、鶏卵への飼料用米の活用に取り組んでいるが5月~6月にかけてユーコープで働く職員19名が岩手県、秋田、佐賀県の協力産地で飼料用米の田植えを行い、6月21日にはJA伊万里管内の圃場で、田植えに参加した。JAグループ佐賀では今年、33haの圃場で飼料用米を栽培(収穫予定は約130t)、内9,7ha(約50t)がコープ産地指定鶏肉「はぐくみ鶏」の飼料用米となった。ユーコープでは、食料自給力向上への貢献、休耕田・耕作放棄地の有効活用による田園の保全を目的とする飼料用米の活用を進めている。昨年の飼料用米作付面積は合計301ha(東京ドーム約300面分)、収穫量は約835トン、今年度は作付面積を327ヘクタールまで拡大し、収穫量を約980トンと見込んでいる。収穫された飼料用米はコープの産地指定豚肉茶美豚(チャーミーポーク)への給餌と植物性飼料のみで育てられる鶏卵コープ味菜卵(あじさいらん)の親鶏に給餌される。ユーコープは食料自給率・自給力問題を積極的に取り組むことを前提に今年3月に策定された「食料・農業・農村基本計画」へ食糧自給率の向上や農家の所得補償制度の充実などを盛り込んだ意見書を提出している。