国内唯一、駿河湾の「桜えび」秋漁10月24日解禁
2016/10/26 執筆者:shirai
日本国内で唯一、桜えびの水揚げがされる駿河湾では、10月24日から桜えびの秋漁が解禁される。桜えびを使用した煎餅などの製品はスーパーの店頭などで見られることができるが、その漁期は年間30~40日と非常に短い。また、駿河湾でしか漁獲が認められていないうえ、桜えび漁の許可証を持つ船は由比・蒲原・大井川地区合計で120隻しか存在しない。これらの乱獲防止策によって守られている桜えびは、身近なようでいて実は貴重な食材と言える。桜えびの漁期は春と秋の年二回あり、秋期は夏に生まれた若い桜えびを楽しむことができる。秋の桜えびはやわらかいため、生や釜揚げなどのシンプルな調理法がオススメ。また、由比港漁協が手掛ける「浜のかきあげや」は、桜えびをふんだんに使ったかき揚げ、生えびを自家製のたれに付け込んだ「沖漬け」やえび入り炊き込みご飯など、本格的な桜えび料理を提供しており、本場ならではの桜えびグルメを楽しめることで県内外を問わず人気を博している。富士川の河口で約2日、手作業で丁寧に天日干しされる桜えびは、まるでピンクの花畑のように富士のふもとを彩り、この時期限定の風物詩と言える。2016年の秋漁は10月24日~12月25日まで。桜えび天日干しについては静岡市ホームページ内 http://www.city.shizuoka.jp/294_000019.html