日本コーンスターチ「BCM格付」業界初の最高ランク
執筆者:motoe
日本コーンスターチ(株)は、2016年11月10日、(株)日本政策投資銀行(社長:柳正憲、以下「DBJ」)が実施する「DBJ BCM格付」において最高ランクの格付を取得。最高ランク格付の取得は、コーンスターチ及び糖化業界では初となる。「DBJ BCM格付」は、あらゆる危機的事象に直面しても、従業員の命を守り(防災対策)、事業を継続し続ける経営戦略と対応力(事業継続対策)の観点からDBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により、企業の防災・事業継続への取り組みを評点化、優れた企業を選定し、その評価に応じて融資条件を設定する世界で初めての融資メニュー。同社では、今回の格付において、
(1)衣浦事業所において東海・東南海地震を想定した耐震補強工事を建屋・機械装置・地盤に実施したことに加え、関東に工場を新設することで同時被災性を排除した供給体制を確立予定である等、ハード面での堅牢性を高める投資を着実に実行している点
(2)重要製品の提供に必要となる業務を細分化し優先順位および目標復旧時間を設定した上で、その達成に向けて経営資源の脆弱性分析および対策を継続的に実施していることに加え、製品供給の継続に必要な戦略在庫を確保する等、事業影響度分析に基づいた衣浦事業所での早期復旧戦略を構築している点
(3)事業継続方針の事業所内掲示や従業員による読み上げ等により事業継続に関する意識醸成を図ると共に、階層別教育や全社連携を確認する事業継続演習の定期的な実施等により、早期復旧戦略の実効性を向上させている点
の以上の点が評価されたとしている。