キリン「くまもとあか牛 ブランド力強化」を支援

      執筆者:shirai

キリンは11月24日、日本財団(会長 笹川陽平)の協力のもと、熊本県産牛肉消費拡大推進協議会の「くまもとあか牛 ブランド力強化プロジェクト」への支援金として1,000万円の助成を行った。
同協議会は、畜産関係諸団体の相互協調により、熊本県産牛肉の流通・消費拡大を図り、熊本県の畜産業の安定的発展に寄与することを目的としている。
あか牛(褐毛和種)は、飼養頭数21,000頭(全国肉用牛の0.8%)、そのうち70%の14,500頭が熊本県内で飼養されている、熊本県で誕生した全国的に珍しい牛。
余分な脂肪がなく、グルタミン酸などの旨味成分を豊富に含んだ赤身が特長で、噛めば噛むほど、肉の旨味を感じることができることから、ローストビーフ、ステーキ、焼き肉などに適している。
同プロジェクトは「くまもとあか牛」のブランド力強化を通じ、消費者のあか牛への関心と生産者の意欲向上を図り、観光業と農業の両面から地域活性化につなげ、あか牛の放牧により、阿蘇地域の最大の観光資源である草原景観を維持し、被災地域の復興にもつなげていくというもの。
今回の支援金は、ブランド構築のための研修、消費者アンケート調査、その他PR動画・ツールの作成、情報発信などに活用されることになる。
同社は“絆を育む”をテーマとした「『復興応援 キリン絆プロジェクト』熊本支援」を展開。
「食産業復興支援」「地域の活性化支援」「心と身体の元気サポート」という3つの幹で地域に寄り添い、熊本県の復興から未来へつながる活動の支援を推進しており、今回の助成は
は「食産業復興支援」として行われた。
民間企業、行政、公益財団法人が一体となり、それぞれの強みを掛け合わせ、補完し合うことで、より包括的かつきめ細やかな支援を実現することを目指す、熊本県の「平成28年熊本地震からの復旧・復興プラン」とも連携している同社は、今後も引き続き被災地の支援に取り組んでいく。