長野県に「シャトー・メルシャン」新規ワイナリー設立

      執筆者:shirai

メルシャンは、シャトー・メルシャンの原料ブドウ産地の一つである長野県で、2018年9月に「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリー」(塩尻市)、2019年秋に「シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー」(上田市)を新設。
また、新規ワイナリー設立に合わせて、現在山梨県甲州市勝沼町にあるワイナリーは、「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」として、2018年6月に一部見学コースをリニューアルする。
同社は「適地・適品種」の考えのもと、ワイン用ブドウの栽培に適した産地を確保・育成し、その地にふさわしい品種の栽培に取り組んでいる。
今回ワイナリーを新設する長野県の塩尻市と上田市には、同社の自社管理畑があり、開園当初より、行政や地域の支援を受け、ワイン用ブドウの産地として育成。
長野県塩尻市桔梗ヶ原地区のブドウ産地では、1976年より同社のフラッグシップワインともいえる「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー」の原料となるメルローの契約栽培を開始し、2015年には新たに片丘地区に約9haのブドウ畑を開園した。
また、上田市丸子地区陣場台地の「椀子(マリコ)ヴィンヤード」は、2003年に開園した同社最大の自社管理畑。
ここで収穫されたブドウで造られた「マリコ・ヴィンヤード」シリーズのワインは、国内外から高い評価を獲得している。
今回、この二か所にワイナリーを新設することで、産地ごとの多様なブドウの個性を生かしたワイン造りをさらに推進し、日本ワインへの共感・親しみ・理解促進を図ると共に、ワイン造り・ブドウづくりを支える産地・地域の活性化を目指す。