ロイヤル「次世代の店舗運営に向けたR&D店舗」出店

      2017/11/06   執筆者:motoe

ロイヤルホールディングスは、ロイヤルグループの生産性向上と働き方改革を目指し、次世代の店舗運営を研究開発していく「GATHERING TABLE PANTRY 馬喰町店」を11月6日に オープンする。少子高齢化による生産労働人口の減少や市場変化などサービス産業を取りまく環境が厳しくなる中、同店を足がかりにグループ全体の課題解決および次世代のビジネスモデル確立に向けた取り組みを強化していく意向だ。 同店では、課題解決に向けた取り組みとして、 既存店の「店長業務の負担が大きく人材育成の時間が取れない」などの飲食店固有の課題に対応するため、完全キャッシュレス、セルフオーダーのオペレーションを導入。現金管理を無くすことで、売上管理業務の作業数が軽減し、報告業務など店舗業務の効率化にを確立。また、スタ ッフのトレーニングツール、マニュアルを簡単に作成可能なツールの導入によって、トレーニングも短時間で行える環境も整備する。また、自社のセントラルキッチン、長年蓄積したコックの知識・ノウハウを最大限に活用し、最新の調理機器を導入してコックが調理したときと同じ火の入り方になるよう緻密な調整を行うことで、完成度の高いメニューを提供を実現。調理の仕込み時間の短縮を実現しながら、質の高い料理を提供するという。さらに、調理機器が最小限になることで厨房スペースをコンパクト化し、 狭小立地でも客席スペースを確保。また、油や火を使わず、生ゴミが少ないクリーンキッチンであることから、レストラン用の物件以外へも店舗物件の候補対象を広がるため、小規模・低投資型店舗の展開も可能となるという。 今後は、各機能の改善を行いながら新たな課題・さらなる進化のための機能追加、さらなる改善を加えながら、検証した成果をロイヤルグループ内へ反映していく予定。