群馬県「イデンティタ・ミラノ2018」出展

      執筆者:shirai

群馬県は、2018年3月3日~5日の期間、イタリア・ミラノで開催される「イデンティタ・ミラノ2018」に、日本の自治体として初めて出展を行う。同イベントは、イタリアのイデンティタ・ゴローゼが主催する、世界のトップシェフや厳選された食材メーカーが集う国際会議。同県は、2014年5月の和牛輸出解禁後、上州和牛を国内で最初に欧州へ輸出し、着実に輸出を続けているほか、2015年10月のミラノ国際博覧会にも出展するなど、欧州での人的ネットワークの構築にも努めてきた。2016年11月には、欧州ではサーロイン、ヒレ、リブロースなどの部位の輸出が拡大している「上州和牛」の、欧州では健康食品の一つとして流通し、イタリアの大手給食サービス会社が運営するレストランのメニューに、同県産のしらたきが取り入れられるなど、認知度が高まっている「こんにゃく製品」を使用し、イデンティタ・ゴローゼが推薦する5人のトップシェフが創作メニューを披露。さらに、2017年11月に、イタリアで活躍するトップシェフらを同県内に招き、生産者や事業者と意見交換を重ねるなど、日本の食材から新たな料理が生み出される可能性を見出してきた。今回の出展では、同県を訪問したトップシェフが、「上州和牛」「こんにゃく製品」から新たな発想の料理を考案し、世界各地から集まる来場者へ披露する。同県は今後も引き続き、同県の農産物や食品を、新たな発見をもって食べてもらえるよう、「未来の食」の提案「Future Food Lab」を世界に向けて展開していく。