タニタ「ご当地タニタごはんコンテスト」全国規模開催
執筆者:motoe
健康総合企業のタニタ(東京都板橋区前野町1-14-2、社長:谷田千里)は、日本の食文化の継承や地域活性化などを目的としてレシピコンテスト「ご当地タニタごはんコンテスト-ヘルシー郷土料理で健康まちおこし-」を実施する。日本全国に点在する郷土料理にフォーカスし、地域の伝統的な調理法や調味料を生かしつつ、これをタニタが考える目安に則ってアレンジして安全・安心かつ健康的な食事に再生するというもの。全国5ブロック(北海道・東北、関東・甲信越、近畿・北陸・中部、中国・四国、九州・沖縄)で予選大会を実施し、10月21日に東京・世田谷の二子玉川ライズで全国大会を実施する予定だ。予選大会を勝ち抜いたレシピは、改めてタニタ監修のもと商品化して販売する計画という。なお、この取り組みが評価されれば、2019年度以降も継続して実施していく方針。郷土料理はその地域の風土に合わせた食材や調理法を用い、日常の生活や晴れの日の食事として受け継がれてきたもの。しかし、輸送技術や保存技術などが発達した現代において、旧来のレシピのままでは塩分量などを含め健康面での懸念があり喫食機会が減ってきているのが現状だ。今回、同社がこの郷土料理にフォーカスしたのは、それぞれの地域の食文化として、より食しやすく現代風にアレンジし次の世代に継承するとともに、健康的な食事に生まれ変わったことを前面に押し出し特産品として商品化、地域活性化の起爆剤とするのが狙いという。レシピの募集は、3月22日に公式サイト(URL:http://www.tanitagohan.net、パソコンとスマートフォンに対応)を立ち上げるのと同時に開始。募集の締め切りは5月20日。 参加資格はプロ、アマチュア、企業などは問わず、3人以内のチーム編成とすることとし、メンバー全員が同じ都道府県内に居住地があること、メンバーの中に必ず地元の栄養士または管理栄養士を入れるのが条件となっている。審査はまず設定した条件を満たしているかどうか書類審査を実施し、各予選大会に進出する10レシピを選出。予選大会ではさらに各ブロック3レシピに絞り込み、全国大会への出場権を付与する。全国大会は予選大会で選抜された15レシピで競い合い、上位優秀賞を決定する。グランプリには副賞50万円が贈られる。また、全国大会優勝作品は、レシピ動画数世界トップクラス、アプリダウンロード数1000万超のレシピ動画サイト「kurashiru」に動画化して公開予定。全国大会に選抜されたレシピは商品化権を付与し、タニタ監修のもと地域はもとより、全国で販売することも計画されているという。募集するのは、郷土料理をベースとしたアレンジ料理のレシピで、① 1食あたり500-800kcalとする、② 基本構成は主食、主菜、副菜としますが、これらの要素が入っていれば一皿でもよい、③ 主食(ごはん、麺、パンなど)は100-200gとする、④ 主菜(肉、魚、大豆製品など)は70-150gとする、⑤ 野菜は150g以上使うこと(きのこ、いも、海藻は含まず)、⑥ 食塩相当量は3.5g未満とするという以上の「タニタが考える健康的な食事の目安」に則って作成することが条件となる。予選大会および全国大会に参加するチームはステージでのプレゼンテーションのみを行い、選考のための調理は、公平性を担保するために外部に委託。同社では「地域を健康にしたい」をスローガンに、このコンテストを継続して実施していくことで、それぞれの地域ならではの伝統的な調理法や調味料を生かしながら、現代的にアレンジした健康的な食事の在り方を、タニタ食堂などを通じて提案していきたいとしている。詳細は、http://www.tanitagohan.net