AGF「スティック製品の生産能力1.2倍に増強」

      執筆者:motoe

味の素AGF(代表取締役社長:品田英明)は、16億8千万円を投じてAGF鈴鹿に、高効率生産ラインを導入することを発表した。これにより、スティック製品の生産能力を現行の1.2倍に増強し、今後の需要増に対応するという。スティック製品市場は、2017年に325億円にまで達し、2018年も二桁増を見込んでおり、今後も市場のさらなる拡大が期待される。同社では、2002年にスティックコーヒーを発売し、1本のスティックでおいしさのベストバランスにこだわり、紅茶、抹茶、ココアなどのバリエーションを展開してきが、「ブレンディ®」スティックを中心にスティック製品市場でトップシェアを獲得する中、革新的な包装技術等を導入することにより生産能力を現行の1.2倍に増強、スティック製品の売上規模二桁成長の実現を図る意向だ。今回は、スティック充填・包装工程に“スティック リニア搬送型チェンジオーバーレスライン”を新規導入し、リニア構造による高速搬送と、型替え作業の大幅な削減を実現するとともに、IoT情報技術を活用した生産工程情報のビッグデータ化および解析反映によって高効率生産ラインを可能にするとともに、自動化による手作業の削減により、作業効率を向上させた生産ラインを構築。今後も包材の自動搬送設備の導入を予定しており、さらなる作業時間および作業負荷の軽減を実現し、生産工場の働き方改革を進めていく。稼働時期は2018年9月を予定。