フジッコ「総菜部門など好調、3月期増収増益で着地」

      執筆者:編集部

フジッコは2019年度3月期連結決算を発表した。それによると売上高641億4500万円(前年比2,0%増)、営業利益52億1400万円(同3,4%減)、経常利益55億4600万円(同3,2%減)、当期純利益41億8900(同4,1%増)となった。製品別売上高は惣菜製品209億8900万円(構成比32,7%)、昆布製品177億4600万円(同27,7%)、豆製品1390億8000万円(同21,8%)、ヨーグルト製品68億300万円(同10,6%)、デザート製品32億5600万円(同5,1%)、その他製品13億7000万円(同2,1%)となり総菜部門、ヨーグルトなど新規部門での伸びが目立っている。惣菜製品では、日配惣菜の伸長とともに、包装惣菜は個食ニーズに対応した食べきりタイプ「おばんざい小 鉢」シリーズの生産設備を拡充し、和風惣菜だけでなく新たにサラダ3品を追加して商品ラインナップを洋風惣菜まで拡大した。昆布製品では、塩こんぶが業務用チャネルの販売拡大や調味料用途に特化した「ふりふり塩こんぶ」の育成 により大きく伸長したことに加え、カップ佃煮が増量企画やTVCM放映などで堅調に推移した。豆製品では、蒸し豆が健康志向の高まりを背景に大豆の健康効果を表現した「大豆ファースト」のPR効果な どで注目され大きく伸長したが、主力である煮豆が不振となった。ヨーグルト製品では「カスピ海ヨーグルト」が旬のフルーツにかける新しい食べ方を提案するとともに、 その特長である「ねばり」を訴求したTVCMを全国各地で放映したことから大きく伸長した。。また、通信販売チャネルのサプリメント「善玉菌のチカラ」も堅調に推移した。デザート製品では、「フルーツセラピー」シリーズにおいて、期間限定商品「ゆず」などを投入しましたもののデザート製品の売上高は32億56百万円(前期比3.1%減)となった。