【2月号】 3月10日、東京で全国伝統野菜PRデーが開催される。

     

伝統野菜や在来野菜について、農水省の本格的取り組みが始まった

 農水省では、1月21日付の文書で、「地域に埋もれた伝統野菜・食品の普及等推進事業」の実施について、その内容を明らかにした。

全国各地にある歴史・自然環境に培われた伝統野菜や在来品種、独特の慣わしによる製法で製造される「伝統野菜・食品等」を幅広く周知し、模倣対策としての知的財産権の取得についての普及啓発を図りつつ、その利用拡大や消費を拡大を図ると云うもの。

そのため、全国各地域の伝統野菜・食品等についてその特徴や特性、品質、栽培方法等の現状をアンケートの実施により把握するとともに体系的に整理するとしている。

こうした分析を基に、バイヤーの招特等による展示商談会や仮設販売による試験販売体験、レストランでの販促実証試験等を2月下旬から3月上旬にかけて開催し、伝統野菜・食品等について、最も効果的な販路拡大手段を検証するとしている。

同省 食料産業局 新事業創出課の実施する、「平成25年度 日本の食を広げるプロジェクト」は、農林水産省委託事業として「株式会社ぐるなび」が調査と各事業実施を行う。