食品メーカー4社「食物アレルギー講演会」実施報告

      執筆者:motoe

食物アレルギー配慮商品を持つ食品メーカー4社(オタフクソース、永谷園、日本ハム、ハウス食品※五十音順)は、「食物アレルギーの有無にかかわらず、みんなで食事をおいしく楽しめる社会の実現」に貢献することを目的に、食物アレルギー配慮商品の普及やレシピの協同開発、情報発信、啓発活動に取り組んでおり、この協同取り組みを「プロジェクトA」と名付け活動している。同プロジェクトの取り組みとして、6月の広島地区に続き、9月28日にANAクラウンプラザホテル大阪において「食物アレルギー講演会・試食会」を開催。大阪府内を中心とした管理栄養士・栄養士約90名が参加した。管理栄養士・栄養士が日々向き合っている現場(保育園、幼稚園、学校、病院など)では食物アレルギー対応が必須となりつつあり、知識や情報不足に対する悩みをはじめ、強い関心と課題を持っている。この課題解決の一助として、別府大学 食物栄養科学研究科教授、日本小児臨床アレルギー学会認定小児アレルギーエデュケーターである高松伸枝氏を講師に招き、「食物アレルギーに配慮した献立のポイント」について講演を行った。併せて、4社のこれまでの活動報告や講演会に加え、商品紹介や4社で協同開発した食物アレルギー配慮メニューの試食会も実施された。講演会では、食物アレルギーの基礎知識、栄養食事指導の基本、給食管理の方法などについて非常に分かりやすく、またすぐに実践できる内容が話されたことから、参加者は熱心にメモを取りながら耳を傾けていた。試食会では、「食物アレルギー対応メニューだと言われなければ気づかないくらい、本当においしい。」「すぐに試作して献立に取り入れたい」などの声が多数寄せられた。