モス「ベトナム人材の育成・採用プログラム」開始

      執筆者:motoe

モスバーガーを展開するモスフードサービス(代表取締役社長:中村栄輔、本社:東京都品川区)は、10月より、ベトナム国立ダナン観光短期大学(校長:レ・デュク・チュン、ベトナム・ダナン市)と提携し、外食向けの特定技能ビザ取得を支援する教育を開始する。この教育では、モスバーガー店舗での業務を早期に習得するための独自のカリキュラム「MFC(モスフードビジネスカレッジ)」を大学と共同で開発し、プログラム参加を希望する学生に提供するというもので、このプログラムを受講し在留資格「特定技能」を取得したベトナム人学生を、 日本国内のモスバーガー店舗などで採用する計画だ。 なお、学生としての教育を経て日本へ入国する社員に対して、家族のように寄り添い育成し、日本国内での就業5年後の特定技能ビザの終了後もアジア諸国にあるモスの仲間として就業することを目指すこの取り組みを「Viet Nam kazoku = ベトナム カゾク」と名付けたという。このプログラムに参加する学生は、ベトナム国立ダナン観光短期大学での教育を経て、ベトナムで実施される特定技能試験を受験。これに合格した学生は、現地送り出し機関を通じて出国し、日本国内では、モスバーガーのほか、紅茶専門店であるマザーリーフやパスタ専門店のミアクッチーナなどのグループ店舗に就業するという流れになる。現地教育機関と独自のプログラムを開発し、特定技能ビザ取得者を外食チェーンで採用する取り組みは、同社が初。また、このプログラム受講希望者が増加していく状況になった場合、同社グループ店舗だけでなく、他外食チェーンへの就業者の紹介を見据えているという。