明治「カカオ農家支援」でＪＩＣＡ-ＳＤＧｓパートナー

明治（代表取締役社長：松田克也）は、マダガスカル共和国におけるカカオ豆生産農家支援の取り組みにより、国際協力機構（JICA）の「JICA-SDGsパートナー」に食品メーカーとして初めて認定されたことを発表した。同社は、チョコレートの原料となるカカオ豆の持続可能な生産のために、同社独自のカカオ豆生産農家支援の取り組み「メイジ・カカオ・サポート」を実施。同サポートでは、当社従業員がカカオ豆の生産地を訪問し、カカオ豆生産農家にカカオ豆の発酵法の指導や収穫量を増やすための栽培方法、病虫害の管理方法などについて学ぶことができる勉強会の開催、栽培に必要な苗木を供給するための苗木センターの開設など、カカオ豆生産農家の農法支援を行っている。また、同取り組みでは、カカオ豆生産のサポートだけでなく、井戸の整備や学校備品の寄贈、その生産地域で収穫されたカカオ豆を使ったチョコレートづくりをカカオ豆生産地域の子どもたちが経験できる教室の開催など、生産者の生活向上に向けた支援も展開。2006年より開始し、これまで世界8か国の国々で支援を行ってきたが、この取り組みをさらに広げるべく、2019年からはJICAの支援を受け、マダガスカル共和国にて支援活動をスタートしている。今回、マダガスカル共和国での活動がSDGs推進に貢献する取り組みとして評価され、「JICA-SDGsパートナー」として認定されたもの。同社は今後も、生産者が安心してカカオ農業を続けていくことができ、消費者においしいチョコレートを提供し続けることができるよう、持続可能なカカオ豆生産の実現に貢献していきたいとしている。