流通BMS「12月1日 調査1万5200社が導入」
執筆者:編集部
流通BMS協議会は卸・メーカーの流通BMS導入企業数調査から2020年12月1日時点で15,200社以上の企業が導入していることが分かった。2020年6月1日時点では、流通BMSを導入している卸・メーカーは14,600社以上と予測していたものも再調査の結果、15,200社以上になっていた。新型コロナウイルス感染症拡大を受け、小売企業への影響が拡大し、卸・メーカー企業における流通BMS導入に影響が出てくるのではないかとみられていたが、一時期、コロナ禍拡大が落ち着いてきたこともあり、前回6か月間とほぼ同等の導入拡大となった。なお、今後対応が必要とされるNTT回線問題や2023年10月のインボイス制度への対応など、既存のEDIのままでは様々な問題・課題が考えられることから、流通BMS導入への動きが拡大していくと予想される。次回の第20回調査は2021年6月1日時点で実施予定。調査方法は卸・メーカーの流通BMS導入形態別に、システムを提供するIT企業の ① 通信ソフトウェアの出荷本数 ② ASP/SaaS サービスの接続先数を調査し、その結果から導入企業数を推計した。調査の結果 (1)自社導入型の卸・メーカー企業数:11,720 社(前回比:200 社増)、内訳・サーバ型:1,044 社 ・クライアント型:10,676 社 (2)外部サービス利用型の卸・メーカー企業数:3,503 社(前回比:414 社増)。