伊藤忠「Farmer Connect SAと提携」

      執筆者:motoe

伊藤忠商事(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:鈴木善久)は、Farmer Connect SA社(本社:スイス、CEO:Michael Chrisment、以下「FC社」)へ出資し、業務提携したことを発表した。同社では、コーヒー生産者と消費者を結びつける同社のコーヒートレーサビリティ・サステナビリティプラットフォーム「FARMER CONNECT」の取組を通じ、コーヒーの生産・流通・販売に携わる多くの企業やユーザーと共に、コーヒー産業発展に寄与していく意向だ。FC社はブロックチェーン技術を基点に、コーヒー豆の産地から一杯のコーヒーとして消費者に届くまでの情報を繋ぐ仕組みを構築。ユーザーは手元のアプリから購買したコーヒー豆の栽培環境、ブレンドの詳細、流通過程などの情報を得られるようになり、サプライチェーンの透明化を実現。また、コーヒーは生産の大部分を発展途上国に依存しており、労働環境の向上や環境に配慮した産地開拓などが喫緊の課題となっているが、FC社はこれらに対応するサステナビリティプロジェクトにチップなどの形でユーザーが直接参加できる機会も提供し、国際相場の乱高下や気候変動に伴う栽培環境の変化に曝される生産者の持続可能な生産を支援していくとしている。同社は、2019年よりアジアを代表しFC社運営委員として参画、取組の推進に尽力。コーヒー生産者と世界中のコーヒー愛飲家を繋ぐ取組を通じ、安心・安全で美味しく・楽しいサステナブルなコーヒーライフをユーザーと一緒に進めており、将来的には、本取組を他食品に拡大し、さらなるサステナブルな商品の展開を目指していく。