フジッコ「20210年3月期連結決算 減収増益」
執筆者:編集部
フジッコは2021年3月期連結決算を発表した。それによると売上高642億400万円(前年比△3,0%)、営業利益43億1700万円(同△3,8%)、経常利益47億1100万円(同△2,6%)、純利益34億500万円(同9,8%増)となり減収増益となった。商品別売上高は惣菜製品217億3200万円(同△9億5200万円)、昆布製品173億4200万円(同△7億1700万円)、豆製品130億8500万円(同△6億8100万円)、ヨーグルト製品74億6500万円(同5億5800万円増)、デザート製品27億8500万円(同△3億8000万円)、その他製品17億9300万円(同2億600万円増)となった。次期予想は売上高560億円、営業利益45億円、経常利益48億円。食品業界は巣ごもり消費による中食、内食の需要が継続し、テイクアウト、通信販売、宅配などの利用が増加する一方、外出自粛要請や営業時間短縮の要請等による業務用チャネルの低迷など、多様な販売チャネルに柔軟な対応を求められ経営環境が大きく変化した。このような環境の中、同グループは2020年11月7日に創業60周年を迎え、ニュー・フジッコの創造として「生産性の高い」「経営品質の優れた」「社員が働き甲斐のある」、新しい強靭な会社づくりに取り組んだ。